移動平均線について

FXのチャートでもっとも基本的なものが移動平均線です。為替相場は24時間変動し続け、1日の間でも大きく値を上げたり下げたりします。それをよりわかりやすい平均値にまとめて一本の線にしたものが移動平均線です。よく用いられる5日の短期移動平均では5日間の終値の平均値を示します。これを線グラフで繋いでゆくと毎日の相場の動きをよりわかりやすい形の移動平均線で表示することができます。

移動平均線を用いる最大のメリットは相場のトレンドをひと目で把握できるという点にあります。為替相場は極論すれば上がっているか下がっているかです。多くのトレーダーがそのトレンドに従って取引を行うため、トレンドはますます強くなっていきます。今現在の相場は上昇傾向にあるのか下落傾向にあるのかといったトレンドを掴むことは、FXにおいてはもっとも基本かつ重要なポイントなのです。

移動平均線のメリットはこのように重要なトレンドを簡単に把握できるという点にありますが、一方で欠点も持っています。それはトレンドの表示が実際の相場よりも遅れて行われるというところです。移動平均線はその名の通り平均値をつなげたものですから、相場が急激な変動をしたとしてもその変化は前日までのトレンドに薄められ、実際の変動よりも緩やかに表示されてしまいます。トレンドの転換などが起こった時も数日経ってみないと移動平均線にトレンド変換の動きは現れないのです。

そのためこの欠点を克服すべく、荷重移動平均線というものも考案されています。これは5日間の移動平均線ならば、より新しい日の値に高い倍率をかけて重みをつけるという手法です。直近の相場の値がより比重を占めるようになるため、移動平均線に現在の相場の動きがより強く反映されるのです。

とはいえ、この荷重移動平均線でもトレンドが遅れて反映されるという性質はやはり残っています。実際に移動平均線のみに頼ったトレードは現実的ではないので、様々な指標と組み合わせたり、トレンドを後から確認する材料として使われているのが現状です。

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